中古がコスパ最強SUV – スズキ イグニス

本日は、以前より気になっていた、車通勤ならこの車いいかなと思っていた、

スズキ イグニスの紹介です。

マニュアル車でお値段以上の楽しみを得ようとしたら、

迷わずスイフトなんですが、今回は誰でもお手軽にどこにでも行ける、

オールマーティなクロスオーバー、イグニスです。

細かい話はいろいろとあるんですが、まず第一印象が良くないと購入を検討しませんよね。

まずは、ぱっと見のデザインです。非常に塊感のある、末広がりな、

どっしりとしたデザインがアウトドア心をくすぐります。

ルノーサンクターボのような、とまではいかないにせよ、

ノーマルにしては大きく張り出したフェンダーが重々しい重厚感を感じさせます。

クロスオーバーSUVとは言うものの、一見、車高は低めに見えます。

しかし、最低地上高は180mmあり、ダイハツロッキーや、

ヤリスクロスの最低地上高185mmと比べても5mmしか違いませんので。

見た目の低重心感とは裏はらに、悪路走破性は問題なし。

このスズキ イグニス。デザインに関しては、

過去のいろんなスズキ車からインスピレーションを受けてというか、

いろいろと引き継いでいる部分があります。まず、フロントフェイス。

こちらは、1970年代にスズキ自動車が生産していた、

フロンテクーペの雰囲気を色濃く残しています。

まず、このフロンテクーペは、イタリアを代表する工業デザイン界の巨匠、

ジョルジェット・ジウジアーロのデザインをもとに、

スズキのデザイナーがアレンジを加えたものです。

ジョルジェット・ジウジアーロの名前だけで十分有名だと思いますが、

ジウジアーロは、あの有名なイタルデザインの創設者です。

イタルデザイン。ご存じですかね。

最近の自動車業界で、イタルデザインに関する話といえば、

「日産GT-R50(フィフティ) BY イタルデザイン」ですよね。

日産GT-R NISMOをベースに世界限定50台で受注生産する、

価格が約1億5千万円くらいするあれです。

その工業デザインの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロがデザインした、

フロンテクーペのデザインを踏襲しているのが、スズキ イグニスです。

フロントフェイスだけでなく、左右後方の柱(Cピラー)に、

ティラノサウルスにひっかかれたような、3本のプレスライン。

同様の3本のラインが、室内のセンターコンソールとシフトノブの脇あたりにも

デザインされています。

リアゲートのデザインも、フロンテクーペに似たシルエットになっています。

しかし、イグニスより先に発売されたアルトのリアゲートも

フロンテクーペに似せていることから、イグニスのリアゲートや、

全体のシルエットはアルトをに似せたように思われがちです。

フロントフェイスはフロンテクーペをモチーフにしたと言いましたが、

グリルの形状に関してはJB33型のジムニーワイド以降のジムニーに採用されている、

ファイブスロットグリルを採用。

しかし中央のスロットのかわりに、スズキのエンブレムがあります。

純正ホイールもこの5スロットグリルをモチーフにしたデザインです。

ちなみに、ジープのフロントグリルは7スロットグリルですね。

イグニスは、2020年2月にマイナーチェンジをしているんですが、

その時に、「タフカーキパールメタリック」というボディカラーが追加されました。

このカラーが追加された理由は、日本自動車ジャーナリスト協会理事の藤島知子さんの一言が

原因じゃないかなって思っています。

イグニスが発売された年に放映された、神奈川テレビの、

自動車紹介番組「クルマで行こう」の中で、藤島知子さんがイグニスの欠点として、

欲しい色がない。カーキ色とか、アースカラーがあったらいいのにと発言されています。

そして、新発売から約5年後のマイナーチェンジでカーキ色が追加と。

日本自動車ジャーナリスト協会理事の影響力はすごいですね。

誰か、私を推薦してくれませんかね。

日本自動車ジャーナリスト協会の正会員2名に推薦されて、

理事会の承認を受ければ入会できるようです。

話がそれましたが、外装についてはこんなところですね。

内装の装備については、最上級のMFグレードなら、

フェイクレザーの高級感あるシートが前後とも装備され、ステアリングと、

シフトノブもレザー調で高級感はこのクラス以上です。

センターコンソールのスイッチ類、12V電源、USBポート、

ナビゲーション周辺デザインも非常にオシャレで上質です。

助手席シートのサイドには、小さな収納ポケットが二つついていて、

スマホを入れたり、地味に役立ちそうです。

一番安いエントリーグレード以外であれば、後ろの席もスライドとリクライニングも可能。

同じクラスのトヨタ ライズ、ダイハツ ロッキーの後ろのシートはリクライニングはできますが、

スライド機能はないので、イグニスが一枚上手かというところです。

快適装備のシートヒーターに関しては、

2020年2月のマイナーチェンジで全車標準装備になりましたが、

マイナーチェンジ前は2WDモデルで運転席には標準装備、

4WDでは運転席と助手席に標準装備。

しかし、2WDモデルでは、助手席シートヒーターがオプションでも選べませんでした。

同じスズキの軽SUVハスラーでは、運転席・助手席とも標準装備なので、

オプションであれば設定できたんじゃないかなと思います。

中古でマイナーチェンジ前のモデルを購入の際は、

最新モデルと仕様が異なるので注意が必要です。

マイナーチェンジ前は、助手席シートヒーターで部分では、

2WDモデルはいまいちな部分がありますが、2WDモデルには100Lを超える、

かなり大きなラゲッジの床下収納があります。

4WDモデルにも床下収納はあるんですが、

2WDモデルの半分以下の容量しかありませんので、

どうしても4WDが必要ではない場合は、2WDの方が使い勝手はいいと言えます。

燃費も2WDの方が少し有利ですしね。

2WDと4WD両方に言えることですが、後ろの席を倒した時のスペースは、

床面がかなりフラットになり、ここでもラゲッジの使い勝手の良さが光ります。

内装で個人的に気に入っている装備があります。

それは、賛否両論ありそうですが、時速200kmまで刻まれたスピードメーターです。

日本国内でそこまで出すことはまずないですし、

万が一、サーキットやテストコースで全開走行してもたぶん時速200kmは出ないんじゃないかな。

リミッターがかかるでしょうしね。

でも200kmまで刻まれたスピードメーターはワクワクしますよ。

ここまで、ほとんどイグニスをほめるコメントばかりでしたが、デメリットもあります。

クルーズコントロールです。

グレードによって、クルーズコントロールは標準装備されていますが、

最上級グレードであっても、

追従型のアダプティブクルーズコントロールを選ぶことはできませんし、

レーンキープアシストもありませんので、半自動運転には対応していません。

このクラスでは、トヨタ ライズ、ダイハツ ロッキーなどは

追従型のクルーズコントロールに対応しています。

そして、気になる中古価格です。スズキ イグニス、2016年式、走行4万2千キロ、

修復なし、諸経費コミコミで約75万円、実燃費は18-19km/Lくらい。

トヨタ ライズ、CH-Rあたりと比べてみましょう、

2015年式より新しく、走行5万キロ以下、修復なしですと、

安くても約150万円からです。

価格が倍違いますね。ライズの実燃費は約14km/Lですので、

燃費もイグニスの圧勝。

アダプティブクルーズコントロールが不要であれば、

スズキ イグニスはコスパのいい賢い買い物です。

シートアレンジも、ジョルジェット・ジウジアーロによるデザインの

フロンテクーペの面影を残すというウンチクも、

燃費は軽自動車並みに優秀である点も。

いろんな面で、いい車なのに不人気だと、知ってはいましたが、

今回改めて紹介してみて、特に中古車は、本当にコスパのいい、

優秀な車なんだと改めて気づかされました。

アダプティブクルーズコントロールは非対応ですが。

本日はこんなところです。

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