内外装ともに、キッチリ仕上げられた日産のパイクカー

本日は、あんまり古くない国産レトロカー特集、日産編です。

レトロカーのスバル編はこちら↓から。

安心カワイイ、お値打ちな国産レトロカー スバル編

日産から発売されたBe-1、パオ、フィガロの3車種は実用性よりもデザイン性を重視して、

パイクカーというジャンルの代表になっています。

日産 Be-1

Be-1はたしかにかわいらしいデザインではありますが、

クラシックとかレトロというより、ただただかわいらしいデザインで、

私、個人的には購入の検討をしないかなと感じるので、

ちょっと飛ばして、パオから紹介します。

日産 パオ

日産 パオは平成元年、西暦で言うと1989年1月に発売され、

台数の限定はなかったのですが、受注期間が限定されていて、

たった3カ月間しか注文できなかった車です。

しかし、この3ヶ月の間に5万台以上を受注し、

5万台以上も受注したので完売するまで2年もかかったようです。

パオを購入される方は、なんといっても見た目から入ります。

前回の配信でお話しした、スバルのレトロカーと違って、

外装だけでなく、内装までキッチリとパイクカーとして仕上げられています。

まず、外装の話をすると、リアゲートの空き方がかっこいいんです。

上半分のガラス部分は上にガバッと開いて、下半分は下に開きます。

ベンチのように腰かけて、ランチもできます。

ドアのヒンジは外ヒンジで丸見えです。ここもレトロでカワイイ。

ワックスがけの時の拭き上げが大変そうですが。

パオのおすすめグレードは、キャンバストップモデルです。

30年前の車なのに、屋根が電動で開くんです。

窓はパワーウィンドウがついていなくて手動なのに、

屋根はスイッチ一つで電動で開閉します。

本格的なオープンカーよりお手軽に屋根を開けられます。

エアコンはもちろんついていますが、サイドガラスに三角窓がついています。

三角窓というのは、エアコンがついていない車の車内に風をとり込む

扇風機的な役割をする窓です。走行中の風が気持ちいいんです。

古い日産スカイライン、通称ハコスカや、

フォルクスワーゲンビートルの古いやつにはついていました。

パオの三角窓は日本車最後の三角窓と言われています。

後ろの席のサイドガラスは下半分だけちょこっとだけ開いてこれもまたカワイイ。

内装についても、各スイッチ類、

大きなスピードメーターなど細部にわたってネオクラシックに作り込まれています。

ステアリング、ハンドルですね、

ナルディとかのウッドステリングに変えるとよりかわいいです。

ハンドルくらいは買ってくれば自分でちょちょいと変えられますので、

おすすめちょいカスタムです。

中古車価格は諸経費コミコミで60万円くらい出すと、

ボロボロじゃないパオが買えます。100万円くらい出せると、

けっこうきれいなキャンバストップのパオも買えます。

どれも約30年落ちで走行距離も10万キロ以上のものも少なくないです。

パオは、燃料を噴射する装置が最近の車のインジェクターではなく、キャブレターです。

詳しく言うと難しいので、簡単に言いますと、

インジェクターはいくつものセンサーのデータをコンピューターで解析して

ベストと思われる量の燃料を噴射するので放っておいても安定します。

一方、キャブレターは天候などによって安定しないことがあるんですが、

構造が単純なので、所有者自身でメンテナンスしたり、

セッティングが変えられたりします。

じゃあ、安定しないキャブレターのパオは扱いが難しいかというと

そういうわけでもないんです。パオのエンジンは電子制御のキャブレターなので、

コンピューターによって、ガソリンの量とか、エンジンの回転数とかを制御していますので、

普通に乗る分には、インジェクターの車と同じように乗れます。

しかし、約30年前に車なので、キャブレターのオーバーホールが必要かもしれません。

しかも、エンジンオーバーホールに必要な純正部品は生産が

終わってしまっているものもあるので、パオの専門店にメンテナンスをお願いしましょう。

続きまして、パオの次に販売された日産のパイクカーフィガロです。

日産 フィガロ

フィガロは刑事ドラマの相棒で水谷豊さん演じる、杉下右京の愛車としても有名です。

フィガロは、2万台限定車で、ターボエンジン搭載。

パオよりパワフルに走ります。

フィガロはキャブではなく完全電子制御のインジェクションエンジンで、さらに安心。

パオの次に発売されたパイクカーですが、

完全にパオとはコンセプトが違う感じですね。

パオはカジュアル、フィガロはメッキパーツが多用されていてエレガントです。

手動ではありますが屋根が後ろまでガバッと大きく開きます。

内装については、パオと同様抜かりなく、

しっかりネオクラシックに仕立てられています。

フィガロは外国ですごい人気で、日本からどんどんなくなっていますし、

価格も上がっています。日本と同じ右ハンドルの国、

イギリスでは2万台限定のフィガロが3千台登録されているというんです。

めちゃくちゃイギリスに流れています。

ちなみにエリッククラプトンも、フィガロオーナーでした。

中古車価格は約60万円くらいから200万円超えまで様々です。

30年前の車です。プレミア価格ですね。

日産 エスカルゴ(貨物車)

あと、おまけでもう一台、日産エスカルゴです。

パオ、フィガロと比べると、かわいいというか衝撃的なデザインです。

エスカルゴの名前が示す通り、カタツムリみたいな、

一応貨物車の扱いです。本日はこんなところなんですが、

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