わりと最近発売したばかりで注目されているホンダN-ONE RSについてお話しします。
大手中古車サイト2台巨頭にはまだN-ONE RSの中古車は2台しか出てないですね。
ワンチャン新古車くらいもっとあるかなとも思ったんですが、
発売開始してまだ間もないので購入者さんの手元にもいきわたってないんでしょうから
当然っちゃあ当然ですが、納車待ちになりそうな、人気が出る見込みのある車は、
業者が見込み買いで大量に買って、買った瞬間からすぐに売りさばくこともありますから。
新車で買うと納車まで半年待ちとかでも、
中古車の在庫があればもろもろの手続きはありますが、
1週間あれば十分納車できますから。比較しましょう。
ホンダN-ONE RSと同社のS660、アルトワークス。
S660は2シーターなんで家族の理解であったりとか
普段の使い勝手の部分で特殊すぎるので、
実際に購入を検討される場合はN-ONEとアルトで比較されると思います。
S660も同じマニュアルトランスミッションの軽自動車ターボですが、
S660を買おうとする人はN-ONEやアルトワークスと比べないと思うんですよね。
100歩譲ってコペンとは比べるかもしれないですが、
それでもコペンの方が収納力とか含めて断然便利だし、
でもS660の走りやスタイリングをコペンに置き換えることはできない。
このままいくとN-ONEの話じゃなくなるので、
N-ONE RSとアルトワークスの比較です。
マニュアル車に限定しましょう、
オートマとマニュアルだと安全装備が違ったりしますから。
この二台がどんな車なのか、どんな人に向いているのかをまず結論付けましょう。
ウンチクをダラダラ話して、
結論を最後まで言わないダメな日本人的な話し方が私にはしみついていますんで、
ここを直していきましょう。
まず、N-ONE RSは先進の安全装備が充実していて、乗り心地も割といい。
世界初のFF、フロントエンジンフロントドライブの
ターボエンジンを積んだ軽自動車で6速マニュアル車です。
軽自動車の6速マニュアルは他にもありますが、
N-VANはターボなしの自然吸気エンジン、NAエンジンですね。
それでS660はMR、ミッドシップエンジンのリアドライブ。
運転席の後ろにエンジンがあって後ろのタイヤに動力が伝わるということですのでFFではない。
というわけで、軽自動車、FF(フロントエンジンフロントドライブ)、
ターボエンジン、6速マニュアルトランスミッション、
が全てそろったN-ONE RSは世界初です。
というウンチク。6速マニュアルでターボエンジンなので走りも結構いいですよ。
これがN-ONE RS。
一方、アルトワークスは走りに必要な装備以外は排除しました。
先進安全装備なし。なので軽いです。
N-ONE RS比でマイナス、なんと、マイナス170kg！軽ッ！
ちなみにS660比でもマイナス、なんと、マイナス160kg、大人2-3人分軽いんです。
このあたりの軽自動車スポーツカーってガソリンが減ってくると、
ハンドリングがクイックになるのを感じるんですよ。
それくらい重量に左右される中で、150kg以上の重量差は大きいですね。
ガソリンタンクの容量がN-ONEの方が大きいのでガソリン満タンの状態だと
N-ONEの方が8L多くガソリンが入るので、
ガソリンの比重が0.737とするとN-ONEの方が約6kgたくさんガソリンが入るけど、
それを差し引いてもアルトワークスの方が断然軽いですね。
新車価格はN-ONE RSが199万9800円。
アルトワークスがFFモデルで153万7800円。
アルトワークスの方が46万2000円安いです。これを前提に。
N-ONEは安全運転支援としてホンダセンシングを標準装備しています。
衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、
舗装者とぶつかる恐れがあるとき、警告とステアリングアシストで回避を支援、
前の車が発車したらお知らせ機能、標識を認識して教えてくれます、
車線をはみ出しそうなときに警告音とステアリングアシスト、
自動車専用道路・高速道路で一定の速度もしくは前の車の速度に合わせてついていく、
車線の真ん中を走るようにステアリングアシスト、
オートハイビーム、これらがついています。
盛りだくさんです。マニュアル車なのに半自動運転ということです。
ギアチェンジしないといけないので渋滞するほどの速度や、
シフトチェンジが必要な場合は対応していませんが、
オートマ、CVTですが、CVTは渋滞でもついていってくれますし、
誤発信抑制とか後ろへの誤発信抑制もついていますが今日は6速マニュアル車についてなので、
ここは割愛します。
一方、アルトワークスはというと、
CVT車には衝突軽減ブレーキなど簡単な安全装備はありますが
N-ONE RSのマニュアル車よりも劣るほどです、
アルトワークスの5速マニュアル車には先進の安全装備は全くないと思って間違いはないです。
でも、わかりやすいところでいくと、
アルトワークスにはレカロシートが2脚つきます。
タイヤはブリジストンのポテンザが標準装備です。
シフトノブの位置は普通のフロアシフト。
N-ONE RSはシートはホールド性は悪くないようですが
特別なスポーツシートではないです。
タイヤはどうやらエコタイヤが標準。
シフトノブの位置はインパネシフトです。
インパネシフトについてはフロアシフトよりも体から遠いから届きにくいという声と、
ステアリングから近いから操作しやすいという声の両方ありますが、
遠いからイヤだという人は普段片手運転していて、
サーキットや峠でり両手でハンドル握って本気で走っていない人でしょうね。
という気がします。そんな人はオートマに乗りましょう。
そしてS660は買わないことです。
多少のことで文句を言うやつはS660に乗る資格はありません。
S660はおいといて、アルトワークスもN-ONE RSもステアリングに位置調整は互角です。
チルトはついているけど、テレスコピックはついていません。
つまり、上下の位置は調整できますが、体からの距離はステアリング側で調整はできず、
シート位置で調整するしかないということです。
N-ONE RSは電子パーキングブレーキと
オートブレーキホールド機能があります。
ギギギギっていうサイドブレーキはなく、ボタンひとつでパーキングブレーキ。
信号で止まって、ブレーキから足を離しても、
クリープ現象で進むことはなく、アイドリングストップもしたままです。
坂道発進はどうするの？オートブレーキホールドで止まってくれるのだ大丈夫です。
ただし、本気走りの時にサイドブレーキを引きたくなっても引けません。
長くなってきましたがとりあえずこんなところです。
新車だと価格差が45万円くらいあります。
安全装備の差はあるとは思いますが、アルトのレカロシートは1脚10万で2脚合計20万。
ポテンザも1台分で10万円近くすると思えばアルトワークスはN-ONE RSに比べたら破格ですよね。
N-ONE RSが高いだけかもしれませんが。
S660のベータとN-ONE RSが同じくらいの値段ですから、
私ならS660買いますね、家族の同意が得られればですが。
とにかく、結論は、足回りも固めで走りに特化したアルトワークス。
足回りはほどほどに安全に家族の快適さも考えたらN-ONE RSです。
本当に自分のことしか考えていない人はS660にしましょう。
以上です。
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